- 一条工務店のメンテナンス費用は30年でおよそ450万円前後(約420〜520万円)。費用の山場は15年目と30年目の2回に集中する
- 外壁タイルと屋根一体型太陽光で、外壁塗装・屋根塗装は基本不要。ここは他社より確実に得だが、”メンテフリー”ではない
- 公式の「60年で740万円削減」は、比較のからくりを知ると約300万円は割り引いて見るべき。建築士が中立に検証する
増田 圭太「一条工務店の家って、メンテナンス費用も高いんじゃないの?」「メンテナンスフリーって聞いたけど、本当に維持費はかからないの?」──高性能で知られる一条工務店だからこそ、将来の維持費が気になるのは当然です。
この記事では、ぶっちゃけハウジング代表で建築士の私(増田 圭太)が、一条工務店のメンテナンス費用が30年でいくらかかるのかを、部材レベルの内訳まで踏み込んで正直に解説します。オーナーブログにありがちな身びいきも、他社を落とすための誇張もありません。二級建築士として100棟以上の設計に携わってきた立場から、「保証の落とし穴」「公式の数字は妥当か」まで、中立にお伝えします。


「一条工務店と同じくらいの性能で、もっと自由な間取りの家を、トータルで安く建てられないか」──そう考えている方へ。ぶっちゃけハウジングの工務店紹介では、建築士の私が、ご希望の性能・間取り・予算に合う工務店を無料でご紹介します(全国対応)。
一条工務店のメンテナンス費用は30年で総額いくら?【結論】


先に結論からお伝えします。一条工務店のメンテナンス費用は、私が部材ごとに積み上げた試算で30年総額およそ450万円前後。蓄電池やバルコニーの有無、熱源機の交換回数によって、約420〜520万円の幅があります。まずは全体像を、項目別に押さえておきましょう。
| 項目 | 主なメンテ内容・周期 | 30年間の目安 |
|---|---|---|
| 外壁タイル(ハイドロテクトタイル) | 再塗装は基本不要 | 0円 |
| 屋根+外壁の防水・シーリング | 15年ごとに打ち替え(1回約75万円) | 約150万円 |
| 太陽光パワーコンディショナー | 15年ごと交換(本体+設置で約40万円) | 約40〜80万円 |
| ロスガード90(本体・部材・清掃) | ダクト清掃5年ごとほか | 約100〜120万円 |
| 全館床暖房(熱源機・不凍液) | 熱源機15年/不凍液は毎年・10年 | 約100〜105万円 |
| 給湯器などの一般設備 | 随時(一条工務店固有ではない) | 約100万円 |
| シロアリ対策(防蟻工事) | ★20年前後・1回約10万円 | 約10〜20万円 |
| バルコニーのFRP防水(ある場合) | 10〜15年ごと・1回約20万円 | 約20〜40万円 |
| 合計 | 約420〜520万円 |
ポイントは、費用の山場が15年目と30年目の2回に集中すること。防水・シーリング・パワコン・設備本体を一斉に手入れするため、それぞれ約130〜150万円かかります。逆に言えば、それ以外の年に大きな出費はありません。月々にならせば1万〜1万5千円ほどの積み立てで賄える計算です。
なお、他サイトでは「30年で339〜393万円」という試算も見かけます。これも間違いではありませんが、ロスガードのダクト清掃やバルコニーの防水まで細かく積むと、私の感覚ではもう少し見ておくほうが安全です。数字は「少なめ」より「多めに備える」ほうが、家計は困りません。
【部材別】一条工務店のメンテナンス費用の内訳
メンテナンス費用は「何に、いくら、なぜかかるのか」を分けて考えると分かりやすくなります。ここからは、一条工務店ならではの設備を部材レベルまで分解して見ていきましょう。他ではあまり見られない、踏み込んだ内訳です。
外壁タイルとシーリング(最重要ポイント)


一条工務店の外壁に使われるハイドロテクトタイルは劣化に強く、30年スパンで再塗装が基本不要です。「タイルだからメンテフリー」という評判は、この部分については本当です。
問題は、タイルの目地や窓まわりを埋める「シーリング」です。ここは外壁材と違って、そこまで長持ちしません。正直にお伝えすると、私はシーリングは必ず15年ごとに手を入れるべきだと考えています。
理由は明確です。外壁材には「30年メンテナンス不要」の保証が付くことがありますが、いま流通している高耐久のシーリング材でも、耐久年数として謳われているのはおおむね15年です。実際に私は、15年以上シーリングを放置した結果、窓まわりから雨漏りを起こした現場を知っています。「外壁が30年もつ=シーリングも30年もつ」ではないのです。ここを混同すると、家の寿命そのものを縮めかねません。
| 部位 | 周期 | 備考 |
|---|---|---|
| 外壁タイル本体 | 基本不要 | 再塗装なしで長持ち |
| シーリング(目地・窓まわり) | ★15年ごと | 放置すると雨漏りの原因に |
屋根まわりの防水・塗装


屋根も、塗装・防水は原則15年おきに見ておきます。ここで一条工務店が有利なのは、屋根の大部分が屋根一体型の太陽光パネルで覆われるため、塗装が必要な施工箇所が極めて少ないこと。
とはいえ、ゼロにはなりません。防水の打ち替えと、そのための足場代を含めて、15年おきに50万円程度は見ておきましょう。前項のシーリングと合わせると、15年目・30年目の防水シーリング工事は、屋根と外壁で1回あたり約75万円が目安になります。
屋根一体型太陽光(パネル・パワコン・蓄電池)


太陽光は「パネルの寿命」ばかり気にされますが、実際に費用が効いてくるのは周辺機器です。部材ごとに分けると、次のようになります。
| 部材 | 費用の目安 | 交換時期 |
|---|---|---|
| パネル本体(屋根一体型) | 約100万円 | 基本交換なし |
| パワーコンディショナー | 約20万円 | 15年 |
| 取り付け架台 | 約20万円 | 基本交換なし |
| 配線・電線 | 約10万円 | 基本交換なし |
| 設置・交換工事費 | 約20万円 | パワコン交換時 |
| 蓄電池(採用する場合) | 約90万円 | 15年 |
| 蓄電池の設置費(採用する場合) | 約30万円 | 蓄電池交換時 |
パネル本体・架台・配線は基本的に交換不要です。30年で実際にかかるのは、主にパワーコンディショナーの交換(本体約20万円+設置約20万円=1回約40万円)。「これは見ておいて」と施主にお伝えする筆頭がこのパワコンです。蓄電池を載せる場合は、15年ごとに約120万円が別途上乗せになると考えてください。
ロスガード90(全館換気システム)


ロスガードは快適さの要ですが、モーターで動く機械である以上、部材ごとに寿命があります。見落とされがちなのが、ダクト内の清掃です。
| 部材 | 費用の目安 | 交換・実施時期 |
|---|---|---|
| 本体 | 約20万円 | 15年 |
| モーター | 約10万円 | 10年 |
| 熱交換素子 | 約20万円 | 10年 |
| ダクト | 約20万円 | 30年 |
| ★ダクト内の清掃 | 約10万円 | 5年ごと |
特にダクト清掃は5年ごとに発生するため、30年では6回。ボディブローのように効いてきます。本体や部材の交換と合わせると、ロスガードだけで30年に約100〜120万円。ここを見込んでいないと、後で「こんなにかかるの?」と驚くことになります。
全館床暖房


全館床暖房も、熱源機(室外機・ヒートポンプ)という機械を持ちます。ただし、床下に張り巡らせた配管そのものは基本的に交換不要です。
| 部材 | 費用の目安 | 交換・実施時期 |
|---|---|---|
| 熱源機(室外機・ヒートポンプ) | 約30万円 | 15年 |
| 不凍液の補充 | 約1万円 | 毎年 |
| 不凍液の交換 | 約5万円 | 10年 |
| 床下の配管 | 約100万円 | 基本交換なし |
日常的にかかるのは不凍液の補充(年に約1万円)くらいで、大きな出費にはなりません。熱源機の交換と不凍液を合わせて、30年で約100〜105万円が目安です。
バルコニー・ベランダのFRP防水


バルコニーを設けた場合、床のFRP防水にメンテが必要です。FRP防水の保証は10年が限度で、10年ごとの点検が基本。実際には15年程度で表面に割れが目立ってくることが多いです。
再度きちんと防水処理をする場合の費用は、広さにもよりますが1回約20万円が目安。裏を返せば、バルコニーを付けなければ、この費用はまるごと不要になります。後半の「費用を抑えるコツ」で詳しく触れます。
給湯器などの設備・シロアリ対策
給湯器などの住宅設備は、一条工務店に限らずどの家でも交換が発生します。細かな出費の積み重ねで、30年トータル約100万円が目安。ここは一条工務店だから高い・安いという差はほとんどありません。
シロアリ対策も、木造住宅である以上は避けて通れません。一条工務店は構造材に加圧注入の防腐・防蟻処理を標準で施していますが、保証を維持するには20年前後で防蟻工事(1回約10万円)が必要になるケースがあります。これも木造ならどの会社でも必要な備えです。
一条工務店のメンテナンス費用がかかるタイミング【時系列】


次に多いのが「いつお金がかかるのか」という質問です。時系列で整理すると、備えるべき時期がはっきりします。
| 時期 | 主なメンテナンス | 目安費用 |
|---|---|---|
| 5年目 | 無料点検が中心。ダクト清掃 | 約10万円 |
| 10年目 | 無料点検+ロスガード部材・ダクト清掃 | 約30〜40万円 |
| 15年目 | 防水シーリング・パワコン・設備本体を一斉に | ★約130〜150万円(山場) |
| 20年目 | 防蟻工事・ロスガード部材・清掃 | 約40〜50万円 |
| 25年目 | ダクト清掃など軽微 | 約10万円 |
| 30年目 | 再び一斉メンテ | ★約130〜150万円(山場) |
費用の山場は15年目と30年目の2回。おすすめは、この山場に向けて月1〜1万5千円ずつ積み立てておくことです。15年で約200万円貯まる計算になり、突然の出費に慌てずに済みます。この時期はお子さんの教育費とも重なりやすいので、早めの準備を心がけてください。
一条工務店のメンテナンス費用と保証制度の「落とし穴」


メンテナンス費用を語るうえで、保証制度の理解は欠かせません。「最長保証」は安心材料ですが、その中身には見落としがちな点があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初期保証(構造) | 30年 |
| 初期保証(防水) | 15年 |
| 定期点検 | 基本は無料 |
| 15年目の防水シーリング工事 | ★ほぼ有償(屋根+外壁で約75万円) |
| 20年目の防蟻工事 | ★ほぼ有償(約10万円) |
ここが多くの人の見落とす落とし穴です。点検そのものは無料ですが、15年目の防水工事(約75万円)と20年目の防蟻工事(約10万円)は、ほぼ有償になります。そして、これらの工事を行うことが保証延長の条件になっているケースが多いのです。つまり長期保証は「無料の安心」ではなく「有償の安心」。批判ではなく、大手ハウスメーカーにも共通する仕組みです。
もう一つ知っておきたいのが、保証は種類ごとに期限が違うという点。構造・防水・設備・シロアリなど、複数の保証がそれぞれ別のタイミングで切れます。全部を覚えておくのは正直むずかしい。だからこそ、それぞれの保証が切れる時期にどんな告知(点検・工事の案内)が来るのかを、契約時に必ず確認しておいてください。
【建築士が教える】メンテナンス費用を抑える設計のコツ


ここが、設計士だからお伝えできる一番の核心です。メンテナンス費用は、契約後ではなく設計段階でほぼ決まります。将来の出費を減らす具体的な打ち手を紹介します。
間取り・屋根形状で防水費が変わる


メンテ費に一番効くのは、実は間取りと屋根の形です。総2階(1階と2階が同じ大きさ)なら、屋根は2階の上にしか来ません。ところが1階部分が張り出した「下屋(げや)」のある形だと、その屋根と外壁の取り合い部分が増えます。
この取り合い部分は、上から降る雨だけでなく横からの水の侵入も防ぐ必要があり、何重にも防水テープを貼って処理します。それでも15年程度で補修が望ましい箇所です。さらに、建物の凹凸が増えれば、その角には必ずシーリングが入り、これも15年スパンでメンテが必要になります。結論はシンプルで、「凹凸や下屋が増えるほど、防水すべき箇所が増え、メンテ費も上がる」。総2階や真四角に近い形は、コストにも耐久性にも効きます。
配管は「露出配管」にしておく


意外に効くのが配管の考え方です。壁の中に隠す隠蔽配管より、私は露出配管をおすすめしています。将来エアコンを交換したり、水漏れなどのトラブルが起きたときに、壁を壊さずに対応できるからです。見た目を少し譲るだけで、将来の修繕がぐっと楽になります。
高い場所に設備を付けない
吹き抜けや勾配天井、階段上といった高い場所に、照明や換気設備をむやみに付けないことも大切です。交換や掃除のたびに足場や高所作業が必要になり、そのぶん費用がかさみます。シーリングファンのように付ける場合も、こまめに止めず回しっぱなしにするなど、交換頻度を上げない使い方を意識してください。
ダウンライトは「交換型」も検討する


いま主流のダウンライトは、枠と光源が一体型で、電球が切れると専門の業者でないと交換できません。寿命はおおむね8〜10年です。すべてを一体型にすると、切れるたびに業者を呼ぶことになります。
そこでおすすめなのが、リビングやダイニングなど長時間使う部屋だけ、電球交換型のダウンライトにしておくこと。自分で電球を替えられるので、将来の手間と費用を抑えられます。全部を一体型にしない、という一手です。
削ってはいけないのは「外壁」


逆に、目先のコストで削ると後で高くつくのが外壁です。外壁の防水を軽視すると、雨漏りの原因になったり、外壁にカビが生えたりして、住宅そのものの寿命を縮めます。住宅を長持ちさせたいなら、外壁まわりのメンテだけは削ってはいけません。ここは節約の対象にしないでください。
設計で抑えるコツをまとめると、次のとおりです。
- 総2階・真四角に近い形にして、防水すべき箇所を減らす
- バルコニーは本当に使うか見極める(不要ならFRP防水の費用がまるごと消える)
- 配管は露出にして、将来の交換・修繕を楽にする
- 吹き抜けや高所に、照明・換気設備をむやみに付けない
- よく使う部屋のダウンライトは、電球交換型も選ぶ
- ★外壁まわりの防水メンテだけは、絶対に削らない
一条工務店の「メンテナンス費用の数字」を建築士が検証する


ここでは、ネットや公式でよく見る数字を、建築士として中立に検証します。妥当なものは妥当と認め、盛られている数字はきちんと指摘します。
| よく見る数字 | 建築士としての見立て |
|---|---|
| 60年で740万円削減(一条工務店公式) | ★約300万円は盛り。対照の一般的なサイディングも15年でメンテするのが普通で、全やり替えでも約300万円に収まる |
| 全館床暖房 30年 約105万円 | おおむね妥当(私の部材試算とも一致) |
| ロスガード 30年 90〜115万円 | おおむね妥当 |
| 「メンテナンスフリー」 | 言い過ぎ。防水は15年ごとに必要 |
正直にお伝えすると、公式の「60年で740万円削減」は、私の感覚では約300万円ほど盛られていると見ています。比較対象にされている一般的なサイディング外壁も、実際には15年程度のスパンでメンテナンスするのが普通で、仮に全部をやり替えたとしても300万円程度に収まるからです。差額をすべて「削減できた額」として積み上げると、数字が大きくなりすぎます。
一方で、床暖房の30年約105万円や、ロスガードの30年90〜115万円といった数字は、私が部材から積み上げた試算ともおおむね一致しており、妥当だと考えています。数字を全部否定するのではなく、盛られている部分だけを指摘する。これが中立の立場です。
一条工務店のメンテナンス費用は工務店・大手と比べて高い?


「一条工務店だから高いのでは」とよく聞きますが、メンテナンス費用に限れば、私の見解は少し違います。項目ごとに得・不得があり、トータルでは他社と大きくは変わりません。
まず、一条工務店が明確に有利なのは屋根です。屋根一体型の太陽光パネルは防水のメンテだけで済みますが、一般的な屋根は瓦屋根でない限り、15年前後で塗装をしなければなりません。ここは一条工務店の強みです。
では地元の工務店で同じ安さを実現できるかというと、同じ材料(タイル外壁・屋根一体型太陽光・高断熱)を使えば実現可能です。逆に材料が変われば、費用感も変わってきます。むしろ注意すべきはローコストメーカーで、初期費用が安くても、メンテナンス費用は高くなりがちです。「住みながらの出費をできるだけ抑えたい」という方は、一条工務店も検討の一社に入れて比べてみる価値があります。
光熱費(ランニングコスト)まで含めると、印象は変わる


ここまではメンテナンス費用の話でしたが、毎月かかる光熱費まで含めると、印象は変わります。太陽光発電・蓄電池・全館床暖房がそろうと、冬場の光熱費はほとんどかからないという声を、実際によく聞きます。
維持費(メンテ)とランニングコスト(光熱費)は別物ですが、「30年でいくらかかる家か」をトータルで見るなら、この光熱費の低さは一条工務店の大きな強みです。メンテ費だけを取り出して「高い・安い」を判断すると、全体像を見誤ります。
一条工務店のメンテナンス費用に関するよくある質問


10年目までにメンテナンス費用はいくらかかりますか?
大きな出費は基本的にありません。最初の10年は無料点検が中心です。かかるのはロスガードのダクト清掃(5年ごと約10万円)や部材、10年目前後の消耗品くらいで、合わせて数十万円程度と考えておけば大丈夫です。
「一条工務店はメンテナンスフリー」は本当ですか?
言い過ぎです。外壁タイルと屋根一体型太陽光のおかげで、外壁塗装・屋根塗装が基本不要という点は本当ですが、防水のシーリングは15年ごとに必要ですし、機械設備には交換費用がかかります。「数ある住宅会社の中でメンテフリーに近い」というのが正確な表現です。
60年で740万円安くなるって本当ですか?
方向性としては外壁・屋根で得をするのは事実ですが、私の見立てでは約300万円ほど盛られています。比較対象のサイディング外壁も実際は15年ごとにメンテしますし、全やり替えでも300万円程度に収まるためです。数字は割り引いて受け止めてください。
保証延長にはお金がかかりますか?
かかります。点検は無料ですが、15年目の防水シーリング工事(屋根+外壁で約75万円)や20年目の防蟻工事(約10万円)はほぼ有償で、これらが保証延長の条件になっているケースが多いです。「無料で保証が続く」ではない点に注意してください。
同じ性能を、地元の工務店で安く建てられますか?
同じ材料を使えば十分可能です。ただし総2階や真四角の平屋のようなシンプルな形なら、一条工務店自身も同程度のコストに収まります。差が出るのは「自由な間取りで、同等の性能を、より安く」を狙うケース。この見極めは専門家と一緒に検討するのが確実です。
まとめ──一条工務店のメンテナンス費用で後悔しないために
私が施主の皆さんに必ずお伝えしていることがあります。「ノーメンテナンスの家なんてありません。長く住まうためには、大小合わせてメンテナンスは必要です。その分のコストは、必ず残しておきましょう」。一条工務店はメンテフリーに近いのは事実ですが、それでも30年で約450万円前後、15年目と30年目に山場が来ます。ここに月1〜1万5千円の積み立てで備えておけば、慌てずに済みます。
そのうえで、立ち止まって考えたいことがあります。一条工務店の高い性能は魅力ですが、その分間取りの自由度は低くなります。「同じような高性能を保ちながら、間取りやデザインも自分たちの希望どおりにしたい」──そう望むなら、選択肢は地域の優秀な工務店にも広がります。同じ材料を使えば、性能面で一条工務店に近い家を、より自由な間取りで実現することも十分に可能だからです。
ただし、総2階や真四角の平屋のようなシンプルな間取りで良ければ、一条工務店と同程度のコストに収まることも多く、必ずしも工務店が安いとは限りません。「自分たちの希望する間取り・デザインが一条工務店でできるのか。できないなら、それを一条工務店以下の価格で叶えられる会社はどこか」──この見極めを、ご家族だけで判断するのは正直むずかしいのが実情です。


「一条工務店と同等の性能を、もっと自由に・安く」建てたい方へ
一条工務店と地域の工務店を、性能・間取り・価格・維持費の四方向で正しく比べるのは、施主だけでは困難です。だからこそ、ぶっちゃけハウジングの工務店紹介サービスがあります。二級建築士として100棟以上の設計に携わってきた私が、あなたの希望に合う工務店を、全国対応で中立にご紹介します。
| 相談でわかること | あなたのメリット |
|---|---|
| 一条工務店と同等性能を出せる工務店 | 選択肢が広がる |
| 希望の間取り・デザインの実現可否 | 後悔を防げる |
| 維持費まで含めたトータルコスト | 30年の出費が見通せる |
| 各社の強み・弱み | 中立の目で比較できる |
相談は無料です。契約前の今こそ、第三者の建築士と一緒に、冷静に検討してみませんか。SNSの情報だけでは分からないことが、ほとんどですから。
関連:一条工務店の平屋はやめとけ?後悔しやすい点と回避策を建築士が解説
※本記事の費用はいずれも二級建築士・増田による部材ベースの概算・目安です。実際の金額は建物の仕様・設計・時期・地域により変動します。保証の延長条件や防水・防蟻工事の有償・無償の扱いは契約した商品によって異なるため、契約前に必ず個別の見積もり・保証書をご確認ください。









