- 断るのに理由は要りません。「他社に決めました」の一言で十分です
- ただし断る前に一つだけ——不満の原因が「会社」ではなく「担当者」なら、担当を替えれば解決することがあります
- メール・LINE・電話の例文と、見積もり後・契約直前など状況別の文面をそのまま使える形で載せています
断りの連絡を入れようとして、スマホを持ったまま手が止まる。何度も打ち合わせをして、見積もりまで出してもらった相手なら、なおさらです。
結論から書きます。理由は言わなくていい。文面は3行でいい。菓子折りも要りません。

ぶっちゃけハウジングの設計士、増田 圭太(ますだ けいた)です。設計100棟以上、間取り添削1,000件超。断る側の相談も、断られる側の事情も、どちらも見てきました。
その立場から言うと、断られ慣れていない住宅営業はいません。あなたが思っているほど、相手は気にしていません。
メール・LINE・電話の例文は、この記事の中ほどにまとめています。コピーしてそのまま使えます。
断ったあと、次の会社を探す方へ
当社は全国のハウスメーカーに施主をご紹介しています。ヒアリングをおこない、あなたにぴったりの会社だけでなく、優秀な担当者を選んでご紹介します。
※断った会社は対象外ですが、まだ問い合わせていない会社ならご紹介できます。
ハウスメーカーに断る前に、確認してほしいこと
例文を探しに来た方には遠回りかもしれません。それでも先に書きます。断る理由を、一度だけ言葉にしてみてください。
相談を受けていると、断る理由の多くが次の3つに分かれます。そしてこのうち2つは、会社を変えなくても解決します。
| 断りたい理由 | 原因はどこにあるか | 打ち手 |
|---|---|---|
| 提案が平凡/要望が反映されない | 担当者 | 担当の変更を申し出る |
| 連絡が遅い/話が噛み合わない | 担当者 | 同上 |
| 予算が合わない/性能や構造が希望と違う | 会社 | 断って他社へ |

間取りの提案が気に入らない、要望を伝えたのに反映されない——この不満は、会社の問題ではなく担当者の力量の問題であることが多いです。
住宅会社の多くは、初期プランを営業担当が作成します。営業として優秀な人が、設計提案まで上手いとは限りません。人柄がよく対応も丁寧なのに、出てきた間取りが要望をなぞっただけ——この組み合わせは、どこの会社でも起こります。
増田 圭太「担当が合わないから、その会社ごとやめる。これが一番もったいない判断です。支店長や本社の窓口に申し出れば、担当者は変えてもらえます。会社の性能も価格も気に入っているなら、まず担当変更を検討してください」
一方で、予算が合わない、断熱性能が希望の水準に届かない、構造が好みと違う——こちらは担当者を変えても解決しません。会社の仕様そのものだからです。この場合は、迷わず断って次に進んでください。
上の表で、自分の理由がどれに当たるかを選ぶだけ。それで会社を替えずに済むなら、振り出しに戻る手間が消えます。
担当者を替えてもらうときの伝え方
担当変更は、言い出しにくいだけで、手続きとしては珍しくありません。支店長や本社の問い合わせ窓口に連絡すれば対応してもらえます。
現在、△△様にご担当いただいております。
御社の仕様や価格には魅力を感じているのですが、提案の進め方について相性の面で悩んでおります。
可能であれば、別の方にご担当いただくことはできますでしょうか。


伝えるときは、担当者個人を責めないこと。「相性」という言葉を使えば、角が立ちません。
ハウスメーカーを断りにくいのは、あなたが悪いわけではない
断れずに契約してしまった、という相談は実際にあります。性格の問題ではありません。そう感じるようにできているからです。
| 断りにくくなる要因 | 何が起きているか |
|---|---|
| 何度も時間を割いてもらった | もらったものを返したくなる心理が働く |
| 手書きの図面や模型が出てくる | 労力が目に見えると、断る罪悪感が増す |
| 「今月中なら」と条件が付く | 判断を急がされ、断る時間を奪われる |
| 家族ぐるみで親しくなった | 関係を壊したくない気持ちが優先される |


どれも営業として自然な行動です。ただ、結果として断りにくくなっているのは事実です。



「ここで覚えておいてほしいのは、家は数千万円の買い物だということ。打ち合わせに使った時間と、35年のローンを比べたら、どちらを優先すべきかは明らかです」
ハウスメーカー断り方の例文|メール・LINE・電話
ここからは、そのまま使える文面です。コピーして、会社名と担当者名を入れ替えてください。
その前に、どの手段で伝えるかを決めます。
| 手段 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| メール | ほぼ全ての場面。迷ったらこれ | 件名に「お断り」と入れる |
| LINE | 普段からLINEでやり取りしている場合 | 既読が付くので、返信がなくても届いている |
| 電話 | 契約直前など、急いで伝えたい場合 | その場で引き止められやすい |


メールの例文(基本形)
最も使いやすいのがメールです。相手の時間を奪わず、記録も残ります。
件名:ご提案の件(○○/お断りのご連絡)
○○ハウス △△様
お世話になっております。○○です。
このたびは、何度もお打ち合わせのお時間をいただき、ありがとうございました。
家庭内で検討を重ねました結果、今回は他社にお願いすることにいたしました。
ご丁寧にご対応いただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。
いただいた資料は破棄いたします。今後のご連絡は不要です。
本当にありがとうございました。


ポイントは3つあります。
- 件名に「お断り」と入れる——開く前に用件が伝わり、相手も身構えずに済みます
- 理由を書かない——「他社にお願いすることにしました」で十分です
- 今後の連絡が不要だと書く——これを書かないと、別プランの提案が続くことがあります
LINEの例文
担当者とLINEでやり取りしている場合は、同じ経路で構いません。メールより短くします。
△△様
お世話になっております。○○です。
何度もご相談に乗っていただき、ありがとうございました。
検討の結果、今回は他社にお願いすることになりました。
ご対応いただいたのに申し訳ありません。今後のご連絡は大丈夫です。
ありがとうございました。
LINEは既読が付くので、相手に届いたことが分かります。返信が来ても、スタンプ一つで終えて構いません。
電話で伝える場合
電話は、相手に引き止める余地を与えます。それでも直接伝えたい方のために、話す順番を置いておきます。
| 順番 | 話すこと |
|---|---|
| ① | お礼「何度もお時間をいただき、ありがとうございました」 |
| ② | 結論「検討の結果、今回は他社にお願いすることにしました」 |
| ③ | 打ち切り「今後のご連絡は不要です。ありがとうございました」 |
理由を聞かれても、答える義務はありません。「家庭内で決めたことなので」「家族と相談して決めました」で切って構いません。



「電話で断るなら、話すことを紙に書いてからかけてください。その場で理由を聞かれると、つい説明してしまう。説明すると、そこから提案が始まります」
ハウスメーカーに見積もりを出してもらった後の断り方
一番断りにくいのが、この段階です。「これだけやってもらったのに」という気持ちが働きます。
ただ、知っておいてほしいことがあります。見積もりの作成は、住宅会社の営業活動の一部です。契約前の提案や見積もりに費用を請求されることは、通常ありません。相手も、全件が契約になるとは考えていません。
件名:お見積もりの件(○○/お断りのご連絡)
○○ハウス △△様
お世話になっております。○○です。
詳細なお見積もりをご作成いただき、ありがとうございました。
内容を検討いたしましたが、今回は他社にお願いすることにいたしました。
お手数をおかけしたにもかかわらず、申し訳ございません。
お見積書と資料は、こちらで破棄いたします。今後のご連絡は不要です。
金額を理由にすると、ほぼ確実に値引きの提案が返ってきます。「高かったので」と言わないのが、やり取りを長引かせないコツです。
ただし、値引き後の金額で契約してもいいと思っているなら、話は別です。その場合は正直に伝えてください。断る気がないのに断る形にすると、お互いに時間を使います。
ハウスメーカーに断るときの3つのルール
文面よりも大事なのが、この3つです。
| ルール | 理由 |
|---|---|
| ①できるだけ早く | 相手も次の提案の準備を進めている。遅いほど、お互いの時間が無駄になる |
| ②短く | 長い文章は、言い訳に読める。3〜5行で十分 |
| ③理由は言わなくていい | 理由を伝えると、それを解消する提案が返ってくる |


特に③です。「予算が合わなくて」と伝えれば値引きが、「性能が」と伝えれば仕様変更の提案が返ってきます。相手は親切で言っています。だからこそ、断りきれなくなります。
伝えるべきなのは、理由ではなく結論と、今後の連絡が不要であること。この2つだけです。
【タイミング別】ハウスメーカーの断り方


進み具合によって、文面を少し変えます。
展示場に行っただけ・資料請求だけの段階
連絡しなくても問題ありません。それでも気になるなら、メール一本で十分です。
先日は展示場でご説明いただき、ありがとうございました。
検討の結果、今回は見送らせていただきます。今後のご連絡は不要です。
間取りの提案を受けた段階
基本形のメールで構いません。提案への感謝を一行足すと、気持ちよく終われます。
契約の直前
ここは電話かメールで、できるだけ早く伝えてください。相手は契約前提で社内の段取りを進めています。
直前のご連絡となり、大変申し訳ございません。
最終的に家族で話し合った結果、今回は他社にお願いすることにいたしました。
ここまでご尽力いただいたにもかかわらず、このような形となり申し訳ございません。
申込金・申込証拠金を支払っている場合
工事請負契約の前に「申込金」「申込証拠金」を預けているケースがあります。この扱いは会社ごとの規定によって異なります。
返金されるのか、手数料が引かれるのか、そもそも返らないのか——必ず、申込時に受け取った書面を確認してください。口頭の説明だけで判断しないことです。
ハウスメーカーに断ったあと、どう動くか
断り方を調べている方の多くは、次の会社を探している最中です。ここからが本題になります。
まず確認したいのは、なぜその会社ではなかったのか。ここを言葉にしておかないと、次の会社でも同じことが起こります。
- 予算が合わなかった → 総額で考え直す。建物本体価格の1.3〜1.4倍が、実際に支払う総額の目安です
- 性能が希望に届かなかった → UA値・C値・耐震等級を数値で比べる。公表していない会社もあります
- 提案が物足りなかった → 会社ではなく担当者の問題かもしれません。次は担当者から選んでください
そして、展示場を何社も回り直す必要はありません。比較は1〜2社で足ります。何社も見るほど判断の軸がぶれて、決められなくなります。
次の会社を選ぶときに、先に決めておく3つ
| 決めること | 決め方 |
|---|---|
| 総額の上限 | 建物本体ではなく、諸費用まで入れた総額で決める(本体の1.3〜1.4倍) |
| 譲れない性能 | UA値・C値・耐震等級のうち、何を優先するかを1つに絞る |
| 担当者の条件 | 間取りを描くのが誰か、過去の実例を見せてもらえるか |


この3つが決まっていれば、次の会社選びは短く済みます。逆に決めずに動くと、また同じところで迷います。
直接行くのと、何が違うのか
次の会社は、自分で展示場に行っても探せます。それでも当社を通す理由は、次の6つです。
| 自分で直接行く | 当社を通す | |
|---|---|---|
| 担当者 | 支店の割り当て。誰になるかは運 | あなたに合う優秀担当者を選んで紹介 |
| 間取りの判断 | その場にいるのは会社側の人だけ | どこにも属さない建築士が添削 |
| 見積もり | 妥当かどうか比べる相手がいない | 他社の相場と照らして確認 |
| 契約書 | 自分で読む | 不利な条項がないか専門家が確認 |
| 断るとき | 自分で連絡する | 当社が間に入ります |
| 費用 | — | 変わりません(紹介料は会社から受け取るため、施主の負担はゼロ) |


特に最後の2つです。
価格は、直接行っても当社を通しても同じです。紹介料は住宅会社から受け取る仕組みなので、見積もりに上乗せされることはありません。



「そしてもう一つ。次に断るとき、連絡は当社がします。今回のように、文面を考えて、送信ボタンの前で手が止まる——あの時間はもう要りません」
次の会社を探している方へ
当社は全国のハウスメーカーに施主をご紹介している建築士事務所です。会社だけでなく、優秀な担当者を選んでご紹介します。
- 条件に合う会社を1〜2社に絞ってご紹介——何社も回る手間が省けます
- 間取りと見積もりを建築士がチェック——無料・全国対応
- 契約書の内容も確認——不利な条項がないか、専門家の目で
※断った会社はご紹介の対象外になりますが、まだ問い合わせていない会社であれば、今からでもご紹介できます。
ハウスメーカー断り方に関するよくある質問
ハウスメーカーを断るとき、菓子折りは必要ですか?
必要ありません。契約前の提案や見積もりは営業活動の一部であり、こちらが費用を負担したわけではないからです。感謝を伝えたい場合は、メールの一文で十分に伝わります。
ハウスメーカーの断り方で、理由は伝えるべきですか?
答える義務はありません。「家庭内で決めたことなので」「家族と相談して決めました」で構いません。具体的な理由を伝えると、それを解消する提案が返ってきて、やり取りが長引きます。
ハウスメーカーを断った後も営業の連絡が来ます。どうすればいいですか?
一度だけ、はっきり伝えてください。「検討は終了しましたので、今後のご連絡はご遠慮ください」。この一文で止まらない場合は、返信をやめて問題ありません。それでも続くようなら、その会社のお客様相談窓口に連絡する方法があります。
断るとき、間取りプランや見積書は返却すべきですか?
返却を求められることはほとんどありません。「こちらで破棄します」と伝えておけば十分です。なお、他社に見せて相見積もりを取るような使い方は避けてください。
ハウスメーカーと契約した後でもキャンセルできますか?
できる場合もありますが、違約金や既に発生した費用の精算が必要になることがあります。条件は契約内容によって異なるため、まずご自身の契約書を確認してください。判断に迷う場合は、契約書を持って専門家に相談することをおすすめします。
ハウスメーカーを断ったら、申込金は返ってきますか?
会社ごとの規定によります。全額返金される会社もあれば、手数料が差し引かれる会社、返金されない会社もあります。申込時に受け取った書面に記載があるはずなので、そちらを確認してください。
ハウスメーカーを断らずに、担当者だけ変えてもらえますか?
一般的には、支店長や本社の問い合わせ窓口に申し出れば対応してもらえます。会社の性能や価格には納得しているなら、会社ごとやめる前に担当変更を検討してください。
ハウスメーカーの断り方をメールで送っても失礼になりませんか?
失礼にはなりません。むしろ電話より丁寧です。相手の作業を中断させず、記録も残るからです。打ち合わせをLINEでしていた場合は、LINEでも構いません。
ハウスメーカーの断り方で、メールの例文はどこにありますか?
この記事の中ほどに、基本形・見積もり後・契約直前の3パターンを載せています。会社名と担当者名を入れ替えるだけで使えます。
断ったことを後悔しそうで不安です
断る前に、理由を一度書き出してみてください。「担当者が合わない」なら担当変更で解決することがありますし、「予算や性能が合わない」なら、断る判断は正しいです。★増田さん記入:相談の現場で見た、断って正解だったケース/思いとどまって正解だったケース


ぶっちゃけハウジングの設計士、増田 圭太(ますだ けいた)です。設計100棟以上、間取り添削1,000件超。当社は全国のハウスメーカーに施主をご紹介しており、どの会社を紹介しても仕事になる立場です。
だから、特定の会社を勧める理由も、けなす理由もありません。
次の会社を探している方へ
断った後にもう一度ゼロから展示場を回るのは、時間がかかります。当社なら、条件をうかがって1〜2社に絞ってご紹介します。
- 会社だけでなく担当者を選んで紹介——設計提案まで任せられる人をご紹介します
- 間取りと見積もりを建築士がチェック——改善提案と、不要なコストの削減まで
- 契約書の内容も確認——不利な条項がないか、専門家の目で
- 次に断るときは、連絡を当社が代わりに行います
土地探し、住宅ローン、設備・インテリア・外構の相談まですべて無料です。紹介料は住宅会社から受け取るため、直接行くのと価格は変わりません。
※断った会社はご紹介の対象外になりますが、まだ問い合わせていない会社なら、今からでもご紹介できます。









