香川県で注文住宅を建てた方の多くが、何かしらの後悔を抱えています。ある調査では、注文住宅購入者の約76%が「こうすればよかった」と感じた経験があると回答しており、満足度が高いとされる注文住宅でも、ほとんどの方が何らかの心残りを持っているのが実情です。
筆者は設計実績100棟超の現役設計士として、香川県で多くの施主さまの家づくりに携わってきました。住宅相談の場で繰り返し耳にするのが、「もっと早く知っておきたかった」という言葉です。特に香川県には、全国的なデータでは見えにくい地域固有の落とし穴があります。たとえば、香川県は温暖な地域にもかかわらず、ヒートショックの発生率が全国ワースト1位という事実をご存知でしょうか。
本記事では、香川県で注文住宅を検討している方に向けて、設計士が実際の相談で繰り返し聞いてきた「後悔パターン」を8つに分類し、それぞれの原因と具体的な防ぎ方を解説します。これから家づくりを始める方は、契約前にぜひ一読してみてください。
なお、住宅会社選びや間取り、見積もりの判断に不安がある方は、設計士が無料で家づくりを伴走サポートする「ぶっちゃけハウジング」もぜひ活用してみてください。

どの住宅会社に相談すべきか分からない方、間取りや見積もりの判断に自信がない方は、ぶっちゃけハウジングをご活用ください。 設計実績100棟超の現役設計士が、住宅会社選び・間取りチェック・打ち合わせ同席・現場確認まで、家づくり全体を無料でサポートしています。住宅会社に属さない第三者の立場だからこそ、営業トークに流されない判断のお手伝いが可能です。
香川県で注文住宅を建てて後悔する人に共通する7つの失敗
①断熱・気密性能を軽視して「冬寒い家」になった
香川県で最も多い後悔の一つが、断熱性能の軽視です。
香川県は瀬戸内海式気候に属し、年間を通じて比較的温暖な地域として知られています。そのため「香川は比較的に暖かいから断熱はそこまで要らないだろう」と考える方が少なくありません。しかし、実態は真逆です。東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると、香川県はヒートショック発生率が全国ワースト1位で、高齢者1万人あたりの入浴中の心肺停止件数が最も多い地域とされています。その要因として、温暖な気候ゆえに住宅の断熱対策が進んでおらず、冬場の室内温度が十分に保たれていない住宅が多いことが専門家から指摘されています。
香川県は省エネ基準の地域区分では「6地域」に該当し、2025年4月から新築住宅には断熱等級4以上が義務化されました。しかし、設計士の立場から言えば、等級4(Ua値0.87以下)では香川の夏冬を快適に過ごすには不十分です。目安としてはHEAT20 G2水準(Ua値0.46以下)、最低でも断熱等級6相当を推奨します。この水準であれば、冬の室内温度を概ね13℃以上に保てるため、ヒートショックのリスクを大幅に下げることができます。
| 断熱等級 | Ua値(6地域) | 体感の目安 | 設計士の評価 |
|---|---|---|---|
| 等級4(義務基準) | 0.87以下 | 冬はエアコン必須、部屋ごとに温度差が大きい | △ 最低限。快適とは言えない |
| 等級5(ZEH水準) | 0.60以下 | 冷暖房の効きが改善、温度ムラは残る | ○ 悪くはないが香川では不十分 |
| 等級6(HEAT20 G2) | 0.46以下 | 家全体がほぼ均一な温度に。光熱費も削減 | ◎ 香川で推奨する最低ライン |
| 等級7(HEAT20 G3) | 0.26以下 | エアコン1台で家全体が快適 | ◎ 予算が許せば理想的 |
増田 圭太防ぐためのポイント:
契約前にUa値(外皮平均熱貫流率)とC値(相当隙間面積)の目標数値を住宅会社に確認しましょう。「高断熱です」という営業トークではなく、具体的な数値で比較する習慣を持つことが大切です。
②住宅会社を1社しか比較せずに契約してしまった
住宅展示場で最初に案内された会社の提案に惹かれ、そのまま契約に至るケースは珍しくありません。しかし、後悔している方の声を聞くと、「他社と比較していれば、もっと良い選択ができたかもしれない」という思いが繰り返し出てきます。
住宅会社はそれぞれ得意分野が異なります。断熱性能に力を入れている会社もあれば、デザインや自然素材を売りにしている会社もあります。全国大手ハウスメーカーと地域密着工務店では、設計の自由度も価格帯もアフター対応の体制も大きく違います。
| 比較項目 | 全国大手ハウスメーカー | 地域密着型工務店 |
|---|---|---|
| 設計の自由度 | 標準仕様ベース。変更は追加費用になりやすい | フルオーダーに対応しやすい |
| 参考坪単価 | 60万〜150万円 | 50万〜100万円 |
| 住宅性能 | 全国統一の高い基準が強み | 会社による差が大きい |
| アフター体制 | 組織的だが担当者が異動しやすい | 社長や担当者との距離が近い |
| 展示場の有無 | あり(シエスタ21、セトラ等) | ないことが多い |
香川県には高松市を中心にシエスタ21やセトラなどの住宅展示場がありますが、展示場に出展しているのは主に全国大手であり、地域密着型の優良工務店は展示場に出ていないことが多い点にも注意が必要です。



防ぐためのポイント
最低でも3社以上に同じ要望を伝え、間取りと見積もりを比較しましょう。展示場に出ている会社だけでなく、地域密着型の工務店も候補に入れると選択肢が広がります。比較するときは「本体価格」ではなく、外構・諸費用込みの「総額」で揃えることが重要です。
③間取りの「使いにくさ」に住んでから気づいた
注文住宅の後悔で最も多いカテゴリーが間取りです。ある調査では、家づくりで失敗したと思ったことの1位が「間取り」という結果が出ています。
よくあるのは、図面上では問題ないように見えた動線が、実際の生活では不便だったというパターンです。特に香川県は車社会であり、買い物の荷物を駐車場からキッチンまで運ぶ動線や、雨の日に濡れずに玄関へアクセスできるかといった点は、都市部の住宅設計では意識されにくいポイントです。また、共働き家庭が多い香川では、洗濯物を「洗う→干す→しまう」までの家事動線が短くまとまっているかどうかが、日々の満足度に直結します。
設計士として特に注意を促したいのは、「吹き抜け」や「大開口の窓」などの開放的な間取りです。見た目は魅力的ですが、冷暖房効率が大幅に下がり、前述の断熱問題と合わせて「夏暑い・冬寒い」家になりやすくなります。香川の夏の日射しは強いため、南面の大きな窓は日射遮蔽の対策がないと室温が上がりすぎてしまいます。



防ぐためのポイント
図面ができた段階で、家族全員の1日の生活を朝から夜まで具体的にシミュレーションしてみてください。「朝起きて→トイレに行って→着替えて→朝食を作って→車に乗って」という流れを図面上でなぞるだけで、動線の問題は見えてきます。
④資金計画が甘く、住宅ローンの返済が苦しい
「建物本体価格2,500万円」と聞いて契約したら、最終的な支払い総額が3,500万円を超えていた――。このような事例は設計相談でも頻繁に耳にします。
住宅金融支援機構のデータによると、香川県における土地付き注文住宅の平均総額は約3,771万円(建築費約3,069万円+土地取得費約701万円)です。しかし、この数字には外構工事、家具・家電、引越し費用、登記費用、火災保険料、住宅ローンの諸費用などが含まれていません。これらの「見えにくい費用」は200万〜400万円に達することも珍しくありません。
| 費用項目 | 概算の目安 | 見落としやすさ |
|---|---|---|
| 建物本体価格 | 2,500万〜3,500万円 | ★☆☆(広告に載っている) |
| 付帯工事費(地盤改良・給排水等) | 50万〜200万円 | ★★☆ |
| 外構工事(駐車場・フェンス・植栽等) | 150万〜300万円 | ★★★(後回しにされがち) |
| 登記費用・住宅ローン諸費用 | 50万〜100万円 | ★★☆ |
| 家具・家電・カーテン・引越し | 100万〜200万円 | ★★★(予算に入れていない人が多い) |
| 火災保険・地震保険(10年分) | 20万〜40万円 | ★★☆ |
さらに見落としがちなのがランニングコストです。断熱性能が低い住宅では光熱費が高くなり、年間で数万円〜十数万円の差が生じます。30年間で換算すると100万〜300万円以上の差になり得ます。建物本体価格が安くても、光熱費やメンテナンス費を含めた「生涯コスト」で見ると高くつくケースがあります。



防ぐためのポイント
建物本体価格だけでなく、「総額+生涯コスト」で資金計画を立てましょう。住宅会社に「付帯工事費・諸費用・外構費を含めた総額の見積もり」を求め、光熱費のシミュレーション(Ua値に基づく暖冷房費の試算)も依頼するのがおすすめです。2026年には「みらいエコ住宅2026事業」として、GX志向型住宅に最大110万円の補助金も出ているため、補助金を活用した資金計画も視野に入れてみてください。
⑤土地を先に買ってしまい、建物にお金をかけられなくなった
香川県は全国平均と比較して土地価格が大幅に安い地域です。2026年の公示地価(住宅地)の県平均は45,800円/㎡(坪単価約15.1万円)で、全国平均の約6分の1程度となっています。しかし、高松市中心部に限れば坪単価20万円を超えるエリアもあり、立地によって価格差が大きい点には注意が必要です。
| 高松市中心部(番町・栗林・瓦町周辺) | 30万〜60万円/坪 | 利便性は高いが土地代で建物予算を圧迫しやすい |
| 高松市準郊外(太田・木太・仏生山周辺) | 15万〜40万円/坪 | 住環境と価格のバランスが取りやすい |
| 高松市郊外(香川町・国分寺・香西周辺) | 10万〜15万円/坪 | 土地代を抑えて建物に予算を回せる |
| 丸亀市・坂出市 | 7万〜15万円/坪 | 土地代をさらに抑えられる |
| 高松市 住宅地の公示地価平均 | 約21万円/坪 | 香川県内で最も高い |
後悔のパターンとして多いのが、「良い土地が見つかったから」と先に土地を購入し、その後に建物の予算が足りなくなるケースです。特に高松市の人気エリア(栗林、番町、太田周辺など)で土地を先に押さえてしまうと、建物に十分な予算を回せず、断熱性能や設備を妥協せざるを得なくなります。



防ぐためのポイント
土地と建物は必ず同時並行で検討しましょう。先に住宅会社に相談し、建物にかけたい予算を確定させてから、残りの予算で土地を探すほうが後悔は少なくなります。住宅会社によっては土地探しから相談できるところもあります。
⑥デザインやSNS映えを優先して、住宅性能や使い勝手を犠牲にした
SNSで見た海外風のキッチンや、雑誌に載っていたこだわりの造作家具。理想を詰め込んだ結果、予算の大部分をデザインと設備に使い、肝心の住宅性能が手薄になったという後悔は意外と多いものです。
設計士として明確に言えるのは、「性能は後から変えられない。設備は後から変えられる」ということです。断熱材や構造躯体は完成後に入れ替えることが極めて難しいですが、キッチンや浴室の設備は10〜15年で交換時期を迎えるため、最初から最高グレードにする必要は必ずしもありません。
香川県で特に注意したいのが、開放的なデザインと住宅性能のバランスです。先述の通り、吹き抜けや大開口は冷暖房効率を大幅に下げます。デザインを追求するなら、断熱・気密を十分に確保したうえで計画しなければ、「見た目は良いけど住み心地が悪い」家になってしまいます。
また、InstagramやPinterestで見て「おしゃれだ」と思った設備が、実際に住んでみると使いにくかったという後悔も近年増えています。たとえば、アイランドキッチンは開放感がある一方で、調理中の手元やシンクの汚れがリビングから丸見えになります。タイル張りの造作洗面台は写真映えしますが、目地に汚れがたまりやすく掃除が大変です。室内窓は空間のアクセントになりますが、音やにおいが筒抜けになるケースもあります。SNSの写真は「完成直後のきれいな状態」であり、数年住んだあとの使い勝手や掃除のしやすさまでは見えません。



防ぐためのポイント
予算配分の優先順位を明確にしましょう。推奨は以下の順番です。
・構造・耐震
・断熱・気密
・間取り・動線
・外装
・内装・設備
後から変更が効かないものほど、最初に予算を確保すべきです。設備については、気になるものがあれば住宅会社のショールームや完成見学会で実物を確認し、写真の印象だけで決めず、掃除のしやすさ・耐久性・日常の使い勝手を必ずチェックしてください。
⑦完成後のメンテナンス・アフターフォローを確認しなかった
家は建てて終わりではありません。5年、10年、20年と住み続ける中で、外壁の塗り替え、屋根の補修、設備の交換など、メンテナンスは避けられません。問題は、引き渡し時にメンテナンス費用や保証内容を十分に確認していない方が非常に多いことです。
「不具合が出たから連絡したのに、対応が遅い」「保証期間が思ったより短かった」「定期点検の案内が一切ない」――こうした声は、特に小規模の地域工務店で建てた方から聞くことがあります。社長一人で現場から営業、アフターまで回している会社の場合、引き渡し後の対応が後回しになりがちです。一方で、大手ハウスメーカーは組織的にアフター部門を持っていますが、担当者が頻繁に異動するため「話が通じない」という不満が出やすい面もあります。



防ぐためのポイント
契約前に以下の5点を書面で確認しておきましょう。
・構造躯体の保証期間と条件
・設備の保証期間と条件
・定期点検のスケジュールと費用
・引き渡し後の相談窓口(担当者名と連絡先)
・有償メンテナンスの概算費用(10年目・20年目の想定)
⑧補助金の申請を忘れて100万円以上を取り逃した
2026年現在、省エネ性能の高い住宅を建てると国から補助金を受け取れる制度があります。たとえば「みらいエコ住宅2026事業」では、GX志向型住宅で最大110万円、長期優良住宅で75万円、ZEH水準住宅で35万円の補助が用意されています。さらに香川県独自の「かがわスマートハウス促進事業」(ZEH新築で20万円等)や、各市町の太陽光・蓄電池補助を組み合わせると、総額300万円超の補助が受けられるケースもあります。
しかし、この補助金には落とし穴があります。住宅会社が「GX建築事業者」として事前に登録していなければ、そもそも申請ができません。施主が「補助金を使いたい」と思っても、契約した住宅会社が未登録であれば対象外になります。実際に、引き渡し後に補助金の存在を知り、「先に確認しておけば100万円もらえたのに」と後悔する方がいます。
また、補助金には予算枠があり、申請が遅れると締め切られるケースもあります。住宅会社任せにせず、施主自身が制度の概要と申請スケジュールを把握しておくことが重要です。



防ぐためのポイント
契約前に「みらいエコ住宅2026事業のGX建築事業者に登録していますか?」と住宅会社に確認しましょう。補助金の種類・金額・申請期限を自分でも調べておくと、取り逃しを防げます。香川県や各市町村の独自補助金がある場合もあるため、併用できるかどうかも確認するのがおすすめです。
👉 香川県で使える補助金制度の全体像は、下記の記事で国・県・17市町を網羅的にまとめています。
【2026年最新】香川県の住宅補助金一覧|国・県・17市町の補助額完全まとめ
香川県で後悔しない家づくりのために、設計士がすすめる5つの行動
ここまで8つの後悔パターンを紹介してきましたが、大切なのは「知っただけで終わらない」ことです。ここからは、設計士として具体的に推奨する5つの行動をお伝えします。
①断熱・気密の「数値」を必ず確認する(Ua値・C値の目安を提示)
住宅会社に「Ua値はいくつですか?」「C値の実測はしていますか?」と聞いてみてください。明確に数値を答えられる会社は、断熱・気密に本気で取り組んでいる証拠です。答えられない、もしくは曖昧にする会社は、その時点で候補から外すことも検討すべきです。
香川県(6地域)での推奨目安は以下の通りです。
| 指標 | 最低ライン | 推奨ライン |
|---|---|---|
| Ua値 | 0.60以下(ZEH水準) | 0.46以下(HEAT20 G2) |
| C値 | 1.0以下 | 0.5以下 |
| 断熱等級 | 等級5 | 等級6以上 |
②最低3社の間取りと見積もりを比較する
1社だけの提案では「良い・悪い」の判断基準がありません。同じ要望を3社以上に伝え、間取り・見積もり・提案力を横並びで比較しましょう。その際、見積もりは「本体価格」ではなく「外構・諸費用込みの総額」で揃えることが重要です。
比較する3社の組み合わせ例:
- 大手ハウスメーカー1社(例:一条工務店、積水ハウス等)── 住宅性能やブランドの基準値を知るため
- 中堅ビルダー1社(例:日進堂、ライフデザイン・カバヤ等)── 価格帯と提案力のバランスを知るため
- 地域密着工務店1社(例:高松・坂出エリアの工務店)── 設計の自由度とコスト感を知るため
③図面だけで判断せず、生活を1日分シミュレーションする
間取りの後悔を防ぐには、図面上で家族全員の1日の動きをなぞってみることが最も効果的です。
具体的には、以下のような問いを自分に投げかけてみてください。
- 朝、家族全員が同時に身支度をするとき、洗面所やトイレは混まないか?
- 買い物から帰ったとき、駐車場→玄関→キッチンまでの動線は短いか?
- 洗濯物を「洗う→干す→たたむ→しまう」が最短ルートでできるか?
- 子どもが成長したとき、部屋の使い方はどう変わるか?
④建物本体価格ではなく「総額」で資金計画を立てる
住宅会社の広告に載っている価格は、ほぼ「建物本体価格」です。ここに外構工事(150万〜300万円)、付帯工事費(50万〜150万円)、諸費用(100万〜200万円)、家具・家電・引越し費用などが上乗せされます。
資金計画を立てる際は、住宅会社に「すべて込みの総額」を出してもらい、さらに光熱費や修繕費を含めた「30年間の住居費」で比較するのが理想的です。
住宅会社に依頼する見積もりの内訳例:
- 建物本体価格
- 付帯工事費(地盤改良、給排水接続、仮設工事等)
- 外構工事費
- 設計・申請費用
- 登記費用・住宅ローン諸費用
- 火災保険・地震保険
- 家具・家電・カーテン・引越し費用
- 光熱費シミュレーション(Ua値に基づく年間冷暖房費の概算)
⑤第三者(設計士など)の目でチェックしてもらう
住宅会社は自社の商品を売る立場にあるため、どうしても自社に有利な提案になりがちです。間取り・見積もり・仕様の妥当性を中立的に判断するには、住宅会社に属さない第三者の視点を入れることが有効です。
たとえば、設計士や住宅コンサルタントに間取りを見てもらう、見積もりの相場感をチェックしてもらう、打ち合わせに同席してもらうといった方法があります。当サイト「ぶっちゃけハウジング」では、設計士が土地探しから住宅会社選び、間取りチェック、打ち合わせ同席、現場確認まで無料でサポートしています。営業トークに流されず、自分たちに合った判断をするための選択肢として検討してみてください。
香川県の注文住宅で後悔しないためのチェックリスト
ここまでの内容を、契約前・設計中・引き渡し前の3段階で整理しました。そのまま印刷して使えるようにまとめています。
契約前に確認すること
- Ua値・C値の目標数値を住宅会社に確認したか
- 3社以上から間取りと見積もりをもらい、比較したか
- 見積もりは「総額」(外構・諸費用込み)で揃えたか
- 保証内容とアフター体制を書面で確認したか
- 土地と建物の予算配分を決めたか
- 補助金(みらいエコ住宅2026事業等)の活用可否を確認したか
- 住宅会社がGX建築事業者に登録済みか確認したか
設計中に確認すること
- 家族全員の1日の生活動線をシミュレーションしたか
- コンセント・スイッチの位置と数を生活に合わせて検討したか
- 収納スペースは延床面積の12%以上を確保しているか
- 吹き抜け・大開口がある場合、冷暖房計画と日射遮蔽を確認したか
- 予算配分の優先順位(構造→断熱→間取り→設備)を守れているか
- SNSで気になった設備は実物を見て使い勝手を確認したか
引き渡し前に確認すること
- 定期点検のスケジュールと費用を把握しているか
- 引き渡し後の相談窓口(連絡先・担当者名)を控えたか
- 10年目・20年目の想定メンテナンス費用を確認したか
よくある質問
注文住宅で最も多い後悔は何ですか?
各種調査で共通して1位に挙がるのは「間取り」です。生活動線の悪さ、収納不足、部屋の広さのミスマッチなどが主な内容です。ただし、香川県に限って言えば、断熱・気密性能の軽視による「冬寒い家」への後悔も非常に多いため、間取りと断熱の両方に注意が必要です。
香川県で家を建てるときに特に注意すべき点は?
最も注意すべきは断熱性能です。香川県はヒートショック発生率が全国ワースト1位であり、温暖な気候だからこそ断熱対策を怠りがちです。HEAT20 G2水準(Ua値0.46以下)を最低ラインとして住宅会社を選ぶことを推奨します。
断熱等級はいくつ以上を目指すべきですか?
香川県(6地域)では、断熱等級6以上(HEAT20 G2水準、Ua値0.46以下)を推奨します。2025年4月に義務化された等級4(Ua値0.87以下)は最低基準であり、快適な住環境を実現するには不十分です。
住宅会社を比較するときのポイントは?
同じ要望を3社以上に伝え、間取りと「総額の見積もり」を揃えて比較することが基本です。比較軸としては、住宅性能(断熱・耐震)、設計の自由度、価格の透明性、アフター体制の4点を見ることをおすすめします。
香川県で使える住宅補助金にはどんなものがありますか?
国の「みらいエコ住宅2026事業」(GX志向型住宅で最大110万円)、香川県の「かがわスマートハウス促進事業」(ZEH新築で20万円等)、各市町の太陽光・蓄電池補助、住宅取得補助などがあります。組み合わせ次第で総額300万円超の補助が受けられるケースもあるため、着工前に必ず確認しましょう。
第三者に相談するメリットは?
住宅会社に属さない第三者の設計士は、特定の会社の利益に左右されない中立的な立場から、間取り・見積もり・住宅性能をチェックできます。営業トークだけでは判断が難しい部分をプロの目で確認してもらうことで、後悔のリスクを大幅に下げることができます。
まとめ
香川県で注文住宅を建てて後悔する方には、共通したパターンがあります。断熱性能の軽視、住宅会社の比較不足、間取りのシミュレーション不足、資金計画の甘さ、土地先行の失敗、デザインやSNS映え優先による性能・使い勝手の犠牲、アフター確認の不足、補助金の取り逃し——いずれも、「建てる前に知っていれば防げたもの」ばかりです。
特に香川県は、温暖な気候ゆえに断熱対策が見落とされやすく、ヒートショック発生率が全国ワースト1位という深刻な問題を抱えています。住宅会社の営業トークだけでは、こうした地域固有のリスクに気づけないこともあります。


どの住宅会社に相談すべきか分からない方、間取りや見積もりの判断に自信がない方は、ぶっちゃけハウジングをご活用ください。 設計実績100棟超の現役設計士が、住宅会社選び・間取りチェック・打ち合わせ同席・現場確認まで、家づくり全体を無料でサポートしています。住宅会社に属さない第三者の立場だからこそ、営業トークに流されない判断のお手伝いが可能です。

